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竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫) |司馬 遼太郎

竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)竜馬がゆく〈3〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋 刊
発売日 1998-09-10




歴史上の人物が交錯し始める、三菱創始者岩崎弥太郎、勝海舟 これが史実であるとは恐るべし明治維新 2009-09-11
江戸時代には、藩という意識はあれど、日本人という意識はきわめて希薄だったという。その点、イタリアの歴史と似ている。人は環境に左右される生き物であり、藩人という意識を飛び越えて日本人であることを明確に意識して、ある意味泰然と、しかし周到に生きた日本人の嚆矢が坂本竜馬であろうということが良く分かる。現代においても、大局を観るということの意義はいささかも失われていない。この小説そのものも、昭和42年ごろ執筆されたと聞く。

調べたところ、「産経新聞」夕刊に1962年6月21日から1966年5月19日まで連載された作品であるとのこと。4年がかりの大変な力作。

参考になった箇所は、以下の通り、
→岩崎弥太郎
 利口な男なのだ。新旧両派の対立が将来もっと激化することを見通している。
 そういう対立の間にはさまれて、人に無用の恨みを買ったり、あるいは大怪我をしたりするのは、ばかばかしいと思ったのだ。
 もって生まれた気力胆力が超人的

→アメリカなどは、将軍家を選挙するそうじゃ。商人でも、票が多ければ将軍家になれるそうじゃ。それから見れば、土佐の上士、郷士の争いなどは、鼻くそのようなものではないか。

→馬鹿
 まだ、早すぎたのだ、時期が。
 無駄に命を捨てた連中への、言いようのない怒りである。

→寺田屋
 現今もなお、ほぼ旧観をとどめて営業を続けているから、興味のある読者は一泊されるがよかろう

→瀬戸内海で私設艦隊を作り上げて、その武力をもって世直しをやってやろうと考えている竜馬

→竜馬
 およそ我意我執というものがなかった。天然自然に、まるでうまれたままの明るさで生きているような男だった。もともと、何を容れるにしても、器が途方もなく大きくできているのである。
 剣は、詰まるところ、技術ではない。
 所詮は、境地である。

司馬の人物評が面白い 2009-08-31
 私は幕末については教科書程度の知識しか持ち合わせていなかったので、本書で描かれる寺田屋事件や竜馬と勝海舟の出会い等の劇的な歴史の展開にただただ圧倒されてしまった。幕末の面白さを今更ながら理解できた感がある。本書の特徴は、筆者が主要登場人物の一人一人に対し、これでもかと言わんばかりに分厚い性格付けを行っているところである。ここから伺い知ることのできる司馬の人物評が興味深い。


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